海で・・ 503
「あ、うん…」
こくんと頷いて優ちゃんも服を脱ぎだす。
真帆とまったく同じ、黒の下着が。
「は、恥ずかしいな…」
頬の赤みが、さらに増していく。
その姿に、息を呑んだ。
さすがアヤさんの妹、黒の下着に包まれた優ちゃんの豊かな胸に視線は釘付けになる。
あどけなさ抜群なのに、こういう所はちゃんと発達してんだよね…
なんだかこっちまで恥ずかしくなるよ;…
「何黙っちゃってるんですかぁ?〜、そんな顔されると焼けてきちゃうぅ〜」
膨れ面を作る真帆に、今さっき着たばかりのシャツを脱がされる…
「一馬くん緊張してるでしょ」
「…え?」
真帆に今の気持ちを見事に見透かされた。
「一馬くん、すごくドキドキしてるの、伝わるよ。いつもどおりにしてればいいのに」
「…いや」
口数も少なくなってしまう。
確かめるように僕の心臓に手を宛がい、ニヤつく真帆…
おい;…何か企んでいるん訳じゃないよな;?…
「優ちゃんも触ってみなよぉ…ホントにドキドキしてるよ〜」
「一馬くん…いいですか?…」
恐る恐るといった感じで、手を近づけてくる優ちゃん…
「う、うん;…」
女の子と違って、胸を触らることに対して断る理由も無いんで、僕は渋々胸板を突き出すしか無かった…;
優ちゃんが僕の胸に手を当てる。
「ああ…ホント…ドキドキしてる」
「優ちゃんのそんな姿見たから…」
「嬉しい…」
頬を赤らめて優ちゃんが言った。
「優ちゃんも、緊張してるでしょ」
真帆が僕の手を取り、優ちゃんの胸に当てようとする。