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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 479

唯と校門で別れ、そのまま帰宅。

「おかえり、一馬くん」
「ただいま、あかりさん」
エプロン姿のあかりさんが迎えてくれた。
その下はTシャツにショートパンツ…相変わらず家では薄着なんですね。

「どうしたの?やけに嬉しそうじゃない」
あかりさんがニコッと笑う。


モデルにスカウトされた事を大まかに話す…
最近は、今日一日の学校での出来事をあかりさんに聞いてもらう事が、日課となっていた。

「凄いじゃない〜それがきっかけで、芸能界デビューも夢じゃないって〜」
「あの;…僕、芸能界とか興味ありませんから…」
「そうなの?…せっかくヌードになるのにもったいないはね…」
あかりさん;…誰が裸になるなんて言いましたかね;…

たかだか学校内の企画だし、そこまで過激なものでもないだろうに。

「そんな撮影はありませんよ」
「そう?残念ねぇ」
首を傾げるあかりさん。
いやそれが当たり前ですって。

しかし…あかりさんと毎日過ごすようになって、当時とは比べ物にならないくらい楽しいと思える。
いまやあかりさんは本当の母親のようだ。

「それで一馬くんの相手になる女の子は?」
「うん、唯って言ってね…結構気が合う子なんだ…」
「ふぅ〜ん、もう呼び捨てなぁんだぁ〜」
「あ;、互いにそう呼ぼうって決めたんだよぉぉ、あっちは僕のこと『一馬』って呼ぶしさ;…」
「へぇ〜、何か焼けちゃうなぁ〜」
「違いますぅってぇ;…あかりさんが考えるようなことはまだ…」
「『まだ』ってことは…期待はしてるってことね?…」
「あ;。。そんなことはぜんぜん!…;」

本当のことを言うと、期待していないことは無かった…

遠藤先輩は『一歩一歩』と言っていたけど、今の僕らならそれを一気に飛び越えてしまう勢いはある。
…涼や彰人はどんな感じだったのかな。

「あ、そうだ」
「?」
「週末の予定、お父さんに話して、決まったんだ」

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