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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 476

「なんだ水内さんも一人っ子なんだね。」
「あ、唯でいいよ…皆に名前で呼ばれているからさ…」
「唯…ちゃん…」
「だから唯でいいって…ちゃん付けなんてされるとこそばゆいだけだよ…」
「…それじゃ…唯…」
「うん、いい感じ…鈴木くんのことは…鈴木って呼んでいい?…」
「まあそれでもいいけど、親しい皆は一馬って名前で呼んでるよ…」

「じゃあ…一馬…」
「うん、それでいいよ」
「…男の子を呼び捨てで呼ぶのって、はじめてかも」
「そうかぁ」
でも、活発な性格の唯だったら、そのほうがよく似合う。

「唯は何か部活やってる?」
「うーん…何も…」

「あ僕も…、植田先輩に誘われて迷ってんだけどね。」
「植田先輩って演劇部の?…」
「ああ、さっきいた高柳涼は演劇部に入ってんだぜ。」
「へぇ〜あの子イケメンだから、女の子から人気出そうだよね。」
「うん、今回の企画も先ずは涼ありきから始まった気がするよ、多分僕と彰人はオマケでね;…」
「そうかな?…私は一馬の小さいお尻…好きだな…」

えっ?…いきなし《お尻》って…君って案外大胆なんですね;…

「それに比べたら、私がどうして選ばれたのか、わからないだよね〜…」
「え、唯だって、十分可愛いと思うよ?」
「ふふ…そう言ってくれるなら嬉しいなぁ…」
唯はちょっぴり恥ずかしそうに微笑む。

「有馬さんと川原さんに挟まれて、私、なんか格下なんじゃないかなって思って…あの2人、お嬢様だったもっぱらの噂だし」
「そうなんだ…でも、僕は、唯が一番身近で話しやすそうだなって思ったよ」

「私も一馬がいいって、一目見た時から思ったよ。」
「どこがだよ?…あ、尻とかって言うなよぉ;」
「ふふ、それもあるけど…やっぱ印象かな?もちろん3人ともいい感じだったけど、その中でも一馬が一番よかった!」

スカートの裾を翻しクルっと回転して見せた唯は、そのまま芝の上にストンと腰を下ろした。

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