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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 466

頭に浮かんだのは、植田先輩の顔だった…
二人っきりで話しを聞いて上げるのもいいしな…
多分僕なんて何の力にもなれないだろうけど、悩みって人に話すだけで軽くなることもあるよね…

来てくれるかな?…
誰も帰ってこないところに呼んだりすると、変な誤解を受けたりしないかな?…
いろいろな想像を膨らませているうちに時間は過ぎた。
あれから何の物音も聞こえないのをみると、本当に2人とも寝たのだろう。
僕も疲れたので、部屋に戻って寝ることにした。

…翌日。
いつも通り起きて、いつも通り学校に行く。
「おはよう、一馬」
「ああ、おはよう」
教室で迎えてくれるのもいつもの面々だ。

「おっ!涼ぉお…」
「あ、ああ…おはよ…」
昨日の茜の話しの後では、やっぱなんか気不味いよね…
ボーイズラブだか何だか知らないけど、僕たちを巻き込むのは止めて欲しかったぜ…;

「一馬…演劇部どうすんだよ?」
「ああ、手伝うことはあっても、演じるつもりはないから、安心しろ!」
僕は涼の肩をポンと叩いた。

「そ、そうか、良かった…」
安心して頬を緩ませる涼。
此奴だってボーイズラブは望んじゃいないだろうしな。

真帆はちょっと残念顏、茜はニコニコして、何故か無関係の初音と優ちゃんがニヤニヤ。
彰人は…首を傾げている。此奴にはあまり知られたくないからいいか。

チャイムが鳴った。
教室に入ってきたのはミキさんだった。
「えーとぉ、急なんですが、藤堂先生が休職されるとのことなので、私が担任代理を務めますー」

うぇ?…休職?

皆がどよどよと騒ぎ出す…
何やかんや言って、藤堂先生は人気があったからな…

「藤堂先生どうなさったんですか?」
「休職って、学校側がそうさせたんじゃないですか?!」

ミキさんに向かい問い詰める女子たち…
藤堂先生は、女子たちの憧れの的だったんだから仕方ない…

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