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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 452

「私のことは気にしないでいいよ…」
「う、うん…僕、喧嘩とか得意じゃないんだけど、真帆を助けに行くよ。」

「そうよね…一馬くんはそうしなくちゃね…」 
「なんだかゴメン…」
「謝らないで…それよりカノジョさん助けたら、すぐ逃げるのよ!」
「ん?…逃げるなんて情けないよ…」

「何言ってるの…私のカレシって、大賀修だよ…」

大賀修?
…前にどこかで聞いた名前だけど、はて?

「私の彼よ…柔道部で、腕っ節だけは半端ないんだからさ…」
成美が俯いて言う。

…なんてことだ
そんなおっかない先輩に真帆は捕まってしまったのか

…気配を消し、部室のドアを開ける。

「えっ?」
そこには、泣きそうな顔をした茜と涼の姿が…

「どうしてお前たちまで…ここにいるんだよ?…」
「ごめんなさい…私たちがいけなかったのよ…」

「んっ…一年坊主か?…悪いが取り込み中なんで、出ていってくれるかな?」
屈強な筋肉を晒した大賀修が眉をしかめた…

ご、ごめんない…
そう言って、一刻も早く退散したいのは山々だった…

「大賀くんお願い!真帆ちゃんを…」
茜と涼の後ろから現れた小柄な女子生徒。
小柄ではあるが、1年上の上級生であることはわかった。

「植田、悪いが俺は彼女とたっぷり楽しむから」
「そ、それは…!」
植田と呼ばれたその女子生徒が悲痛な声を上げる。

「瑠璃、ここは私に任せてよ…」
「成美!?」
ゆらぁ、と姿を現す成美。

「お、成美もいたか…それじゃ3Pといくかな?」
大賀の頬が緩む。

バシッ!!…
勢り成美の平手打ちが大賀の頬に飛んだ…

うぇ?!…成美!!…
驚いたのは回りにいる僕たちだけじゃなかったみたいだ…

叩かれた大賀本人も頬を押さえ、成美の平手に驚いたように目を丸くしていた…

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