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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 451

「え〜、知りたい〜?」
「そりゃ、気になりますよ…」

ケラケラと笑う成美。
まあ、簡単に教えてはくれないかなぁ。
僕も聞かれたら答えにくいというか…

「いやぁ、だめぇ、やだぁ!!!」

『!?』
突如別の部屋から響いた悲鳴。

「へへ…噂どおりのエロい身体だ」
「やめて、やめてください…」

「…えっ」
「なんでよ…?」
その声を聞いて、僕も成美も言葉を失う…

確かに聞き覚えのある声…
「もしかしてこの女の子の声…」
恐る恐る成美に聞いてみる…

「あ、うん…」
心ここにあらずといった赴きの成美…

「どうしたんです?…」

「この男の声…私のカレシだは…」

「いや、嫌、やめて…」
嫌がる女の子の声…
…その声は、僕もよく知る、そして…

「いやああああああ!!」
悲痛な声が響く。

「…真帆…」
「か、一馬くんも、なの…?」
成美が震える声で僕に聞いた。

「もしかしてその“真帆”って子…一馬くんのカノジョだったり…するの?…」
僕は眉間に皴を寄せながら、ゆっくりと頷く…

「あらら、これじゃスワッピングもいいところよね…」
成美が僕の頭を抱き寄せてくれた…

そういえば真帆とは長いことやってないもんな…
こんなことなら、昨晩でも誘っておけばよかったよ…
今更ながらに後悔してしまう…

…しかし、今の真帆の声、どう考えても嫌がっているのに無理やりヤられているようにしか思えない。

「やめて…あん、んんっん〜〜」

「…くそっ」
自然と拳を握る。
「一馬くん…」
成美が心配そうに僕を見つめる。

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