海で・・ 46
「ま・・真帆…さん・・」
「ううん。"さん"はいらない・・真帆って呼び捨てでいいの・・」
「う、うん……ま…ほ…」
「くすっ、嬉すぅぃ♪〜」
真帆は嬉しそうに、僕の額にキスをしてきた。
「それよかさ、気持ちいいことって…?」
「ふふっ…お・と・こ・の・こ・の好きなこと…」
真帆は唇をキスをする時みたいに尖らした。
(男の子って…秀人の事だろ…)
僕はそう思いつつも、敢えてそれを口にはしなかった。
それどころか…イケメンの秀人が、どんな事をしてもらって悦んだのか?
アイツはどんなプレーが好きなのか?…
そっちの方が気になった…
「それじゃ…頼むよ…」
僕はドキドキしながらも、脳裏の片隅で秀人を想った…
期待しながらソファーに座る。
すると、座ったとほぼ同時に彼女が僕に抱きついてきた。
そして、彼女のほうから唇を重ねてくる。
好きな人の前だと、積極的になるんだな…
普段とのギャップに驚きつつも、僕もそれに応え、舌を絡ませる。
長い長い、ディープキス。
唇が離れたあとの真帆の表情は、さらに艶っぽく見えた。
そのまま僕の身体に密着すると、今度は僕の身体中に舌を這わせた。
「(う、うわあ…)」
こんなことされるのは初めてだった。
唾液を帯びた柔らかい舌が、首筋から滑り、胸の突起を執拗に嘗め回す。
「くっスグッタイよ・・」
身を捩り、抵抗を見せるが、それでも真帆は止めることしなかった。
(仕方ないか・・)
僕は観念せざるおえなかった。
真帆のその一生懸命さに、なんだか感動したんだ。
所詮、男の乳首・・攻めたって気持ちよくなんてなる訳がない・・・そう思っていた。
それなのに・・・
時間が経つにつれて、そのむず痒さが・・なんとも言えぬものに変わってきた。
「ぁ!・・」
とうとう僕は、自分のものとは思えない、甘ったるい吐息を上げていた・・
「ふふっ、一馬くん、可愛い…♪」
真帆が悪戯っぽく笑う。
正直、男が『可愛い』って言われるのってどうなんだろう、と思ってしまうが、彼女に言われるなら悪くない。
「もっと、気持ちよくなってね♪」
そう言うと今度は、さっき無理矢理離してしまった僕の分身に、もう一度むしゃぶりついてきた。
さっき途中で離してしまったせいか、一度咥えだしたら吸い付くように離さない。
真帆のテクは、抜群に上手いというわけではないのだが、『校内一の美少女』が自分のモノを咥えてご奉仕しているという姿が、興奮を助長させている。
彼女はすっかり、僕の分身へのご奉仕に夢中である。
そんな姿が愛おしくて、僕は真帆の頭を軽く撫でてあげた。
「次は、こっちだよ♪」
モノから口を離した後、彼女は休むことなく、今度は自らの乳房を使って僕の分身を挟み込んだ。