PiPi's World 投稿小説

海で・・
官能リレー小説 - 年上

の最初へ
 442
 444
の最後へ

海で・・ 444

「はい…」
何だかこの人には嘘はつきたくなかった。

「だろうと思ったんだ…なんかこういう場面でも、アタフタしてないもんね…」
「そうですか?…必要以上に興奮してて、恥ずかしいぐらいなんですけど;…」
「それは仕方ないよ〜、健康な男の子なんだから当然だって〜」

「そう言ってくれるなら、ありがたいです…」
ニコリと笑っている成美に、安心感を覚える。

「成美…だって、こういうことは経験してるんだよね?」
「ふふっ…ごめんね?初々しい子の方が良かった?」
「いや、僕の彼女も、そんな感じだから…」

「私もね、彼氏くん…いるんだよ〜」
「うぇ!…いいんですか?!それなに…」
「いいも悪いも無いよ…現に一馬くんだってカノジョがいるのに、私とこうしているじゃない…」
「あ、はい…;」
返す言葉が無かった…

それでもどこか、男と女は違うだろ……と思ってしまう…

「成美は、その、彼のことは…」
「好きだよ。好きだけど、どこか、何かが違う…」
成美は、かすかに微笑んで、それでもどこか切なくて、寂しそうな顔をする。

「彼になくて、大切な何かが、一馬くんにあると、私、思ってる…」
そういって、成美は顔を近づけ、僕に、濃厚な口づけを求めてきた…

尖った舌で歯の裏を舐め取られ、それが口内を動き回る…
自然と溢れ出す涎が口横から滴り落ち、僕の制服のシャツは濡れ染みができていく。

成美はそれに気づいたのか、熱いキスを交わしながらも僕のネクタイを解き、シャツを脱がし、瞬く間に僕は全裸に剥かれてしまった。

着衣のままの成美の前で、僕だけが一糸纏わぬ素っ裸…
僕は慌てて、成美の服に手を掛けた。


SNSでこの小説を紹介

年上の他のリレー小説

こちらから小説を探す