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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 440

「そうですよ。どう見たって主導権は女性の方にありますよ…」

“きゃっあ〜止めてぇ〜"とは言いつつも、あの二人が藤堂先生の海パンを捲り上げ、その中身を露出させているのは明らかだ…

「でも…なんで藤堂の奴は反撃しないのよ?…」

確かにそうだった…

藤堂先生ほどの身体を持ってすれば、か弱い女性二人を組み倒すなど、赤子の手を捻るような簡単なものの筈だよな…

だとすると、反撃できない理由があるはず。
さっき香織さんが言った「藤堂くんはこの学校では誰にも逆らえない」という言葉も気になる。

「あ、あの…もう…」
「うふふ、そんなこと言っちゃって、ココはしっかり勃ってるじゃない♪」
みゆきさん、なんか嬉々としてますし。

…さすがはあかりさんの妹、と余計なことを考えてしまうのである。

まあそれを言ったら、香織さんも香織さんだよな…
つい先日に僕と経験したばかりだというのに、この積極性は凄いんじゃないか?…

いくら場慣れしているであろう藤堂先生だって、そんなに迫られたら勃っちゃうのも当然だよな…

藤堂先生を気の毒にも思う一方、なんだか、羨ましくもある…

「…行こう」
板野先輩が小さく呟き、僕の手を引っ張った。

そのまま部屋から離れ、2人で校舎を歩く。

「ごめんね…私の思ってたこととなんか違ってたみたい」
「いえ…それより気になったことがありまして」
「何?」
「藤堂先生が、この学校では誰にも逆らえない、って」

板野先輩がうーんと考えながら
「まあ、藤堂が特別なわけじゃなくて、この学校の男の先生が、ってのがあるかもしれない」
「と、いいますと?」
「ここは、もともと女子校で、共学になったのも最近だからね」

「女子生徒が強いとは聞きましたけど、教師の間でも女性が強いってことですか…」
「ええ、教頭や校長は女性だし、男の先生の数は、三分の一にも満たないのよ…」
「なるほど…そういえば生徒会長も女性ですよね…」
「会長だけじゃ無いは、生徒会は全て女性…男子は立候補すらしないのよ…」
「それって、しないと言うより、怖くて出来ないんじゃないですかね?…」

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