PiPi's World 投稿小説

海で・・
官能リレー小説 - 年上

の最初へ
 430
 432
の最後へ

海で・・ 432

まあ只一つ違っているとしたら…あかりさんと寝っちゃったことだよな;…
今更ながらに後ろめたい気持ちにもなる。

「どうしたぁ?真帆ちゃんが来てくれるか心配?」
「そ、そんな心配していませんてぇ;…!」
真帆なら誘えば来てくれるだろうし、もし真帆がダメでも茜や初音は絶対に来てくれる筈だった。

「土曜まで我慢できないなら、ヤってあげようかぁ〜?」
だから;…
「ぜんぜん間に合っていますから、そんな心配しないで下さいって!;」

「そう…?」
何かやたら心配そうに、指をくわえながら僕を見つめるあかりさん。
…我慢出来ないのは貴女でしょう、むしろ…
…なんて言ったら食べられてしまいそうだ。

「…お風呂入ろうかな」
ちょっと一人になって考えようっと。

湯槽にゆっくりと浸かる。
考えてみると母さんが生きていた時ですら、シャワーで簡単に済ませていたんだよな…
何やかんや言っても、こうやってお湯を溜めたお風呂に入れるのは、あかりさんのお陰だもんな…感謝しなくちゃだよね。

そう思うと、せっかく気を使って言ってくれたのに、あんなに無碍に逃げてこなければよかったと、反省もしてしまう。

ただ、あかりさんは父さんの女なのだ。
あかりさんは満更ではないにしても、実の父親の彼女を寝取る趣味は僕にはない。

ああ、そういえば『事故』であかりさんとやってしまったのはついこの間だったな。
…あの時は…いや、思い出すのは止そう。

風呂から上がり、身体を拭き、パジャマを着てリビングに戻る。

テレビを映けながら、あかりさんはソファーで居眠りをしていた。
「風邪引きますよ。」
深い眠り入っているのだろう、すやすやと眠ったあかりさんから応対はなかった。

安心しきった顔をしたあかりさんを、僕は上から見下ろす。

可愛いんだよな…

その顔に誘われるように近づき、額にそっと唇を落としてしまう…

SNSでこの小説を紹介

年上の他のリレー小説

こちらから小説を探す