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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 431

「やだぁ、来月なんて長いくらいだはぁ、私は今すぐにでも行きたいんだからぁ〜…」
「それじゃ週末にでも、父さんと行って来て下さいよ…」
「あ〜そんなこと言って、私たちがいなくなった隙に女の子、連れ込むつもりでぇしょ〜」
「ぐげぇ!…あかりさん、なに言ってんですか?…」
「ふっ…図星?…一馬くんってほんと好きよねぇ!」
貴女にだけは言われたくは無いんですけど…;

「というか、あなたは父さんの彼女でしょ!もっと父さんのこと気にかけてくださいよ!」
僕が叫ぶと、あかりさんはいたずらっぽい目になってこう言った。
「へへぇ〜。そんな風に思ってくれるんだ。嬉しいな。」
「もう…僕は父さんの大事な人を盗る趣味なんかないですよ?」
「ふふっ。言うようになったなぁ。このっ♪」
言いながらあかりさんは僕の額をつついた。
だめだ。やっぱりあかりさんは大人の女性で。
僕なんかより一枚も二枚も上手だ。
だからこそ、父さんにこそふさわしいと思うわけで。
「僕、彼女を寝取って父さんに殺されたくないですよ。 旅行に行くなら、父さんとふたりきりでお願いします。」
「やっぱり女の子連れ込む気なんだ。真帆ちゃん?」

鋭い…って、あかりさんって真帆のこと知ってましたっけ?
「い、いえ、まあ、誰だっていいでしょう…」
「うふふ、ほどほどにね」
…どの口が言いやがりますか。
毎晩父さんとお盛んなクセに。

…こうして父さんとあかりさんは今週末2人で温泉旅行となる…らしい。
出張帰り早々、父さんも大変だな、と同情したくもなった。

実のところ、男より女の方が性に関しては貪欲だということを、僕はあかりさんを見て分かった気にもなる。

まあ、週末二人がいないのなら、あかりさんの言う使り真帆を呼んで、久しぶりにエッチするのもいいし…
ここはやっぱりミキさんに来てもらうべきかな?…

などと、鼻の下が伸びてしまう…

出来上がった夕食をあかりさんと2人で食べる。
考えていることは別々なのに、お互い顔がにやけているのがよく分かる。

「一馬くんもお楽しみなのね〜」
「あかりさんこそ…」
…なんだか本当の親子以上に似たモノ同士なのかもしれない。

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