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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 44

「うれしい。。。」
信藤さんの冷んやりとした手が、僕のトレーナーの裾から入り込み、背中を弄る。
その動きに合わせ、僕は小鳥のように唇を啄みながら、ブラウスの釦を外していった。

パステルカラーの小花が刺繍された純白のブラジャー・・・
その乙女ちっくなブラジャーは、大人のミキさんだったら決して着けないと思えたが、少女らしさを残す信藤さんには、とても似合っていた。

それを取り去ることは惜しい気もし、僕はその零れ出た膨らみに唇を落とす。
そうしながらも腰を浮かせ、自らジーパンを脱ぎ捨て、トランクス1枚となる・・

(?????・・え?・・)
僕は何気にソコに手をやる・・(あれ?)

こんな状況でありながら僕の象徴は、シーンと静まりかえっていた。

こんな経験は初めてだった。
勃ちたくない場面で勃ってしまった事は最近何度もあったが、勃たせたいときに勃たないのは、非常に由々しき問題だ…

「どうしたの?」
信藤さんはキョトンとして、首を傾げる。

一瞬ミキさんのことが脳裏を掠めたが、ミキさんも信藤さんも両方幸せにしたいのだから、後ろめたいことは全くない。
それとも、僕にとって信藤さんは侵してはいけない聖域なのだろうかと考えてしまう。

「べ、別に・・何でもない・・」
この事態を知られては不味いと、僕はチュッ!と額に唇を着け、顔に両手を宛てがう。
信藤さんの瞳はどこか寂し気だ。

(寂しそうに遠くを眺めるとこ・・そう、兄妹みたい・・兄妹みたい・・兄妹みたい・・)
突如として甦る、森中先生の言葉・・

僕の分身は真冬のガキのように、増々に衰えていく・・

「あのさ・・」
僕は額に汗しながらも、意を決っして、信藤さんに言う。
「信藤さんって、何型?・・」
「ん?血液型?・・・・Oだよ。」

「オオオオオオOOOOOォ!!」

僕の眼は見開き、歓喜混じりの声を上げていた。
そう、親父の血液型は・・・・・ABなのだ。

うん…つまり、信藤さんと僕が血の繋がった兄妹ではないということだ。
僕は状況を忘れて安堵していた。

「どうしたの…?」
信藤さんは変なものを見るかのように不思議な顔をしている。
「い、いや、なんでもないよ!」
慌てて平静を装う。

そのせいかわからないが、僕の分身は次第に元気を取り戻しつつあった。
いや、それどころか
「う、うっそ…」
信藤さんが驚くぐらい、トランクスの一部分がムクムクと肥大化していた。

最初は驚いていた信藤さんだが、徐々に目をトロ〜ンとさせ、表情も笑顔になる。
「鈴木くん、素敵…」
信藤さんが僕の分身を、トランクス越しに指で触る。

「凄く大きくなった・・それに硬いね・・」
信藤さんは慣れた手付きで、布の上からそれを計測するかのように撫で回す。

それは明らかに、秀人の逸品と比べているのだろうと思われたが、
今の僕は、その大きさなど女性との交わりにおいては、差程大した問題では無いと知っただけに、逃げることなく腰を預けることが出来た。

「デカクは無いんだ。。標準以下さ。。だけど、誰よりも信藤さんを満足させられると思う。。」

その"誰"とは、当然、秀人のことで・・
それは、秀人好みに調教された信藤さんを、救い出す唯一の方法だと思った。

僕は顔を真っ赤に染めながらも、陰部を信藤さんの顔面に持っていくと、自らの手でトランクスを下した。

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