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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 402

「まあ、僕も何処かに見学に行こうとは思っていたんだ」
「じゃあ、今日来るか?」
「うーん、ちょっと考えてからな」

理由はどうあれ、涼は結構本気だな。
『いい』って言う先輩たちも気になるけど、真帆と茜がいる以上そこまで気にしてはいられない。
…あ、優ちゃん誘わなきゃ。

それにしても人前で何かするなんて、僕にはとても出来そうもない…
中学時代の学芸会だって、その他大勢の役しか回ってこなかったし、それも秀人と一緒にふけたもんな…

シンクロだって同じだ…
ミキさんと香織さんには悪いけど、見学だけしたら、さっさとお断りしようと僕は思っていた。

「おはよう、鈴木くん」
「あっ、お、おはよう」
後ろから声をかけられて振り返ると…

工藤陽菜さん。
昨日、ミキさんがシンクロ部に入る?と言っていた彼女。
真帆たちとも引けを取らないほどの美少女で、僕なんかよりよっぽど似合うはずだ…

「お、お前なんで工藤陽菜に挨拶されてんだぁよぉ!」
意気なりヘッドロックを掛けられ、僕は慌てる。
「あ、彰人ぉぉ苦しいぃぃぃってぇ!」

「信藤さんとは同じ中学だったから分かるけど、工藤さんとはいつから知り合いになったんだ?」
横から顔を近づけてくる涼…

朝からこんなスインシップはいらねぇーよ…;

「…な、なんだよ、僕が女の子と仲良くしてるのがおかしいのか?」
「一馬は俺たちの同志じゃなかったのかよ!」
同志ってなんだよ、彰人。
「一馬ってそんな風には見えないから…」
涼もさりげなく…

「一馬ってアンタらが思ってるよりモテるんだよ〜、知らなかった?」
…おい、茜…

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