海で・・ 385
…さて、どうしようかな
思えば、ミキさんとも会って話をする機会はずいぶんと減った。
学校ではお互いの関係をばらしたくはないし、休みの日でもなかなか会えない。
だから、部活を、とも思いもしたが、それも難しい。
そんなある日の帰り際。
ミキさんが部活…とは違う、どこかの部屋に行く姿を目撃する。
隣には藤堂…じゃない、内田先生がいた。
何かの準備室なんだろうか?…
人が滅多に来ない体育館裏のその部屋の、存在すら僕は今まで知らなかった。
こんなところに、何の用があるんだ?…
僕は訝し気に眉をしかめ、埃の積もった廊下をゆっくりと進んだ…
ミキさんと内田先生、仲良さそうだな…
アヤさんに似た姉御肌な内田先生だから、きっと可愛がってもらえているのだろう。
…しかし、こんなところに2人、何の目的でやってきたのだろう。
部屋の中に入っていく2人を確認して、僕は気づかれないよう窓から覗いてみる…
…!!!
その光景に、僕は驚き、呆気にとられてしまった。
狭い部屋の中、内田先生がミキさんを抱きしめ、濃厚なキスを交わしている…
ミキさん、抵抗している様子は見えない。
…内田先生、いったい…まさか…
確かに…姉御肌の内田先生が、そういった趣向を持ち合わせていたとしても、可笑しくは無い気もした。
いや、それはとても似合っている自然なこととも思える…
2人は唇を貪るように重ね合わせながら、互いに服を脱がしていく…
パサリとスカートが床に落ちるのを見て、僕の分身は反応をし始めた。