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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 381

「そうなのか?」
「そうだよ」
彰人、お前わかって言ってるのか?
…あまり張り合いたくないからそれ以上言うのは止める。

もう時間も時間だし今日は帰るか。
「さて、今日は内田先生で抜くかな〜」
「あ、彰人、お前…」
…この2人は相変わらずだ。

彰人と涼と三人、肩を並べて下駄箱に向かう。
なんだか僕は嬉しかった。

最近は女の子とばかり関わっていたし、親友の秀人とはなかなか会うこともできなかった。
こうやって、同年代の男子とくだらない話しをするのも、久しぶりだったんだ。

家に帰る。
「おかえり。お疲れ様」
あかりさんが出迎えてくれた。
…こうしてみると、やっぱり浅倉先生…みゆきさんと双子なんだと改めて感じる。

隠すことでもないから、僕はあかりさんに聞いてみることにした。

「今日学校で、あかりさんの妹さんに会ったよ!」
ブレザーを脱ぎ、僕は興奮混じりに言った。

「え、みゆきちゃんに?」
驚いた声色をみると、あかりさんはみゆきさんが僕の学校に勤めていることを知らないみたいだ。

「うん。僕もびっくりしたよ。それにしてもそっくりだよね。」
制服のズボンを脱ぐのを手伝ってくれているあかりさんに向かい、僕は感心したように言った。

そうしているうちにあかりさんも思い出したようで
「…みゆきちゃんは学校の先生だからね。私よりもずっと優秀な子だよ」
その声が、少し寂しそうに聞こえたのは気のせいだろうか。

「もしかして、みゆきちゃんが一馬くんの担任?」
「あ、いや、そうじゃないんだけどね」

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