海で・・ 380
「へぇ一馬って、早漏って訳かぁ〜」
「おいぃ彰人!そういうことじゃなくてだな;…」
まあ考えてみると…ミキさんとのあの時は、早漏といえば早漏だったけどね;
「その人とは今でも会ってたりすのか?」
涼…鋭いとこ突いてくるね;
「まあ、会うって言えば…会わなくも無いけど……」
「そうか…」
涼は何か考えているようだった。
「その人って、年上だろ?人妻とかか?」
「いやそうではないぞ」
「どうやったらそんな人と知り合えるんだ?」
矢継ぎ早に質問する彰人。
「そうだな…夏の海でナンパに精を出せば数打ちゃ当たるんじゃね?」
「そうか『海で・・』かぁ…ってことは、一馬は去年の夏に?」
感慨深気に涼が聞いてくる。
「ん?…まあ…」
「すげぇぇ!一馬は8っ月も前に"男"になったのかよぉ!」
「ん?…まあ…」
「やっぱ男になったお前のって、俺らとは違うのか?」
彰人と涼の視線が僕の股間に集まる。
「…そんなソコばかり見るなよ。僕だって、未だにココには自信ないんだからさ…」
「でもよ…」
「いざとなったら、力を発揮するんだろう?」
涼、その「いざ」って…
「…それに、意外と女の人って、そっち方面には優しいから…」
「そうか…一馬は包茎か…」
「あのなあ彰人、そういうことじゃ…」
「そんじゃ一馬のは剥けてんのかよ?…」
「あ、いや…そういう訳でも;……」
「それを聞いて安心したよ!俺が毎日シコっている間に一馬は男になった上に、ズル剥けのデカチンだったら、やってられねーもんな…」
「おいおい、皮被りとは言ったけど…小さいとは言ってないだろ?…」