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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 376

目を点にしている僕を、横の席の彰人が小突いてくる…
「一馬ぁ〜お前の好みなのかぁ?〜」
「え…、、、、」
返す言葉がみつからなかった…
あかりさんは確かに綺麗だし、そのあかりさんにくりそつな浅倉先生も、間違いなく美人だった…

…授業どころではなかった。
まあ、変なことを言って彰人や涼はともかく、真帆たちにも知られたらまずかっただろうから、なんとかそこは落ち着くことができてよかった…

今日の授業が終わる。
浅倉先生にもう一度会おうか、早く家に帰ってあかりさんに聞こうか…

終わりのホ―ムルームを受けながら、そわそわしてしまう…

「一馬、ションベンして―のか?…」
何も知らない彰人が呑気に聞いてくる…

「そんなんじゃね―って…」
「もしかして、勃っちゃたとか?…」
「あのなぁ〜…」

「おいお前らうるさいぞ!…」
藤堂先生に怒られる…

「おっそうだった、鈴木一馬、放課後職員室に来るように、浅倉先生がお呼びだ。」

…まさかの向こうからのお呼びとは。

ホームルームが終わり、いざ職員室か。
「浅倉先生、一馬を気に入ったのか?」
「それは知らん」
茶化しつつもどこか羨ましそうな彰人を交わして、僕は職員室に向かった。

幾つになっても職員室って、敷居が高い…
中学ん時は秀人との散々のヤンチャで、先生に怒られる為に入ることしかなかったからな…
扉の前で汗ばんだ掌をズボンで拭い、深呼吸する背中を、ポンと叩かれた。

「あ、浅倉先生!」
「ごめんごめん呼び出しちゃって、驚いたでしょ?」
「あ、はい…何か僕、不味いことでも仕出かしたんでしょうかぁ?」

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