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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 375

ーそんな内田先生の授業が終わると、涼を含めて数人の男子が教室を足早に出て行く。
…何が目的かは男にはわかる…かもしれない。

「今日の内田先生はエロかったもんなぁ」
彰人が僕のところまで来て囁く。
「アレはさすがにねえ」
僕も苦笑いする。

「あんなの見せられちまったら、今晩も眠れなくなっちまうよな…」
「あ、ああ…」
確かに、僕の夢に出て来る可能性は充分にあった。

手をズボンの脇で拭きながら、涼が戻ってくる。
「おっ涼くん…早過ぎね?」
彰人と僕は、繁々と涼の股間を眺める。

その視線の先は特に目立ってはいなかった。
「涼は人には教えられないテクを持っているようだ」
「なんなんだよそれ」
意味のわからないことを言う彰人に、僕は思わず笑いながら突っ込んだ。

「さて次は数学か…おっ、浅倉先生か」
彰人はそう言って自分の席に戻る。

なぜだか僕のクラスは女の先生が担当になる教科が多い。
今からの数学の担当は浅倉みゆき先生。
…ん?浅倉?…

あれ?…どこかで聞いたような…?
まあ“浅倉"と言っても珍しい名前って訳でもないし、どこにでもいる筈だよな…

僕は深くは気に止めず、それよりも彰人の言っていた“涼の人には言えないテク"って何だろう?…と、考えていた…

教室の前の扉が開き、先生が中に入ってくる。
その姿を見て、僕は呆気にとられた。

…あかりさんがやってきた。
いや、違うか。
言葉に出るのはなんとか押さえたが、この浅倉みゆき先生…本当に、あかりさんと瓜二つなのだ。

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