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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 373

「うふふ、本気で考えた?私だって冗談で言ったのよ」
「もう…」
「…でも、お父さんがいないときは、いつでもいいから…」
ボソッと口走ったあかりさんが、可愛くて少しドキッとした。

「いってきまーす」
「行ってらっしゃい。頑張ってね」
あかりさんに送り出され、僕は今日も学校へ。

「よぉ少年!綺麗な姉さんだな〜!」
突然に声を掛けられ、僕はギクッりとしてしまう。

「ぅぁ藤堂先生!見てたんですか?!」
「たまたまだよ。俺もこの先に先週越してきたんだよ。それより今度、姉さん紹介しろよな!」
僕の頭に手を置き、子供にするみたいにクシャクシャと髪をかき混ぜてくる藤堂先生…
先生…僕とあかりさんの関係を知ったら、さぞかし驚くでしょうね…

―さて、学校にて。
同じクラスには男子の知り合いはいなかったのだが、幸いにも数人とは仲良くなることができた。

その中でも、席の近い芝田彰人と高柳涼の2人は、一緒に飯を食ったりする仲にもなった。
「…中原先生って、すごい美人だよなぁ」
「そうだよなぁ…」
2人にとってもやはり、ミキさんは気になる存在らしい。

「実はな…」
感心している僕の耳元に、彰人が口を寄せてくる…

「俺夕べ…中原先生と2発ヤったぜぇ…」

「へぇ?………うぉおい!マジかよぉ?!」
僕は思わず彰人の胸ぐらを掴んでしまった。

「お、おい!何興奮してんだよ!」
「ヤったのかよ?」
「馬鹿かお前、マスに決まってんだろ…」

「あ、ああ、そりゃ、そうだよな…」
「俺らにとっては、中原先生は、格好のネタなんだ。みんなきっとそのはずだよ」
彰人の言葉はもっともだが、複雑だ。

ミキさんが教師であるということは、周りからそういう目でも見られるということなんだ…

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