海で・・ 360
なんだか昨日もこうやって、あかりさんの前で服を脱いだような…(脱がされたような…)
「ふふ…替えのパンツ買ってきたんだぁ…」
それが目的ですか;…
やっぱりあかりさん貴女って…、“パンツの人”ですよね;…
「はいこれ!!」
あかりさんが買ってきたというそのパンツを見せた。
「これ、ですか」
「一馬くん、真っ白はお気に召さないと思ったので」
茶、黒、黄土色…所謂『迷彩柄』という奴だ。
あかりさんはニコニコしながら部屋を出て行く。
…当分、パンツ試着が続きそうな予感がする…
まあこれなら…こないだのエロのとは違って、学校にも穿いて行けるかな?などと思い、試しに穿いてみる。
う〜ん…微妙…あかりさん以外の誰かに聞いてみたい…
などと考え鏡に向かいポーズをとっていると、メ―ル受信を知らせるバイブがカタカタと振るえた…
ミキさんかぁな?
僕は飛びつくようにスマホを手に取った。
「お、ん〜?」
差出人不明。
番号も見たことない。
「誰だ…?」
恐る恐るメールを見る…
『こんばんは〜、小島優です。
一馬さんのアドレス、真帆ちゃんに教えてもらいました〜。
これからよろしくお願いしますね』
なんだ優ちゃんかぁ〜
僕の頬はニンマリと上がる。
考えてみると、優ちゃんとはアヤさんに連れられてこの部屋で話した以来、話しらしい話しもしていなかった。
『こちこそだよ(^O^)
優ちゃんと同じクラスになれて嬉しいぜぇ!(*^▽^*)』
絵文字を入れて、即に返事を送る。