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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 358

心配といえば藤堂康介のことも気掛かりだよな…

あの時藤堂康介がミキさんに対して好意を持っていることは、僕の目から見ても分かったし…
ミキさんは先輩である藤堂康介のことを随分と信頼していたし、尊敬もしていたもんな…

あの人が悪い人では決してないのは分かっているんだけど、どうも身構えちゃうよな…

…そんなわけで、高校生活最初の1日が終わる。
「さて…どうする?」
真帆に尋ねてみる。
「今日はもう帰る。ミキ姉にもそう言った」
「部活の見学は?」
「うーん、いいかな?あまり興味が無いというか」
ちょっと意外な反応だった。

「水泳部はいいの?…」
「うん…まあ、美貴姉に教えて貰いたいってとこもあるけど、姉妹って皆に知れるのも厄介だし…」
なるほど…真帆は真帆なりに考えているんだな…

「一馬はぁ?水泳部入るの?…」
「あ、ああ…迷ってる…」
僕とて、ミキさんと付き合っていることが皆に知れると厄介だよな…


「まあ、別に強制じゃないしね…一馬もミキ姉と付き合ってるの、あまり知られたくないよね」
「そうなんだよね…」
…藤堂さんというもう一つの存在もね。
…そういえば、真帆は藤堂さんとミキさんの関係は知らないだろう…

「おーい、一馬、真帆、帰るよー」
初音が僕らを呼ぶ。

「あれ?初音も部活はいいのぉ?」
僕たちは初音の元に駆け寄り聞いた。

「私は料理研究会に決めてるからさぁ」
おっ…流石咲乃さんの妹だね。

「それよりも水泳部の入部希望者、殺到してるよ。」
「へぇ〜この学校そんなに水泳盛んなんだぁ。」
「何言ってるのよ。目当ては美男美女の顧問目当てに決まってんじゃない。」

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