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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 355

朝食を済ませ、身支度整えて学校へ。
「頑張ってね!」
あかりさんに声をかけられる。
…ホント、あかりさんは母さんの代わりになってくれるんだな…

昨日初音と約束した集合場所には、初音と優ちゃんがいた。
優ちゃん、すっかり仲良しになっておられる。

「よぉ!いろいろありがとね」
僕は初音に笑顔を見せる。

「この度は…大変だったね…」
何時に無く暗い声で僕を気使う初音…

「ああ突然だったからね…今でも信じられないだぜぇ」
僕はなるったけ明るく振る舞う。

「さみしくない?」
「ああ…突然で、まだ気持ちの整理はつかないけど、大丈夫だよ」
「そっか」
初音もいつもの明るい笑顔が戻った。

「ここで待ってるんだ」
「真帆と茜がもうすぐ来るよ」
…やっぱり、みんながいてくれるとありがたい。

涙をいっぱいに溜めた真帆が駈けてくる。

「真帆ぉ!」
僕は両手をいっぱいに広げ、その身体を受け止めた。

「一馬く〜ん!ごめんねぇ…ごめんねぇ…」
泣きじゃくる真帆の身体をしっかりと抱き締める。

「何で真帆が謝るんだぁよぉ〜?」
僕も吊られて涙声になってしまう…

「一馬がお母さんを亡くして大変なのに、何も出来ないで悔しい、って昨日言ってたのさ」
真帆の背後から茜が姿を現す。

「そんな…家の問題だから、真帆には…」
「一人で背負っちゃいかんぜ、一馬くん♪」
初音が僕の肩に手を置く。

「私たちみんな一馬くん、の味方ですもんね」
優ちゃん…

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