海で・・ 351
…そんな想像ばかりしてるから、また股間が興奮して膨らんでくる。
いけないいけない。
…でも、初音も今まで行方不明だった咲乃さんのこと、心配してるんじゃないかな?
一度、初音も梨花さんのお店に連れて行きたいけどなぁ。
そうやって考えながら、明日の準備を進める僕なのだった。
腹が減って目覚めたのは夜中だった…
どうやら準備が終わってから、うたた寝してしまったらしい…
考えてみると母さんのことがあってから、碌に眠ってもいなかったのだから仕方ない。
何か食うもんはあるかな?と思い、部屋を出る。
え?…
父さんの寝室から聞こえる微かな喘ぎ声…
これって…
それとともに微かに聞こえるギシギシというベッドの軋むような音…
…父さん、とあかりさん…
2人がそういう関係ってのは知っていた。
実際に聞くのは初めてだった。
…でも、母さんの葬儀の終わった夜にこれは…
そう思いつつも、耳を傾けてしまう僕だった…
「あぁ鈴木さぁあん…凄いぃぃぃぃ…」
"鈴木さん"と言われ、同じ鈴木の僕はドキリとしてしまう…
「あかりぃ…どうだ?…どうだぁ…気持ちいぃか?…」
初めて聞く父さんの“雄”の声は、別人のようだった…
「もぉとぉぉぉ…もぉとぉぉぉぉぉ…奥までぇぇ来てぇぇぇ…」
…初めて聞くあかりさんの甘い声。
そして、やっぱり2人はこういう関係だったんだな、と思い知る。
「ああっ、ああ…いいっ、いっ、すごい…あっ、ああっ!」
ベッドの軋む音がさらに激しくなる。
「ああああっ!あっ、あっ、奥に、キテる、イク、イっちゃう…!」