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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 346

「うんそのつもり、入学式にはいけなかったからね…」
「それじゃその制服アイロンかけなくちゃね…初めて登校するのにそんな皺くちゃじゃね…」
流石に女の人だ…僕や父さんだったらそんなこと気付きはしなかった。

「さあ、シャツも脱いじゃって…」
「あ、はい…」

僕は下着変わりに着ていたTシャツとボクサーパンツだけになり、制服をあかりさんに渡した。

あかりさんはニコリと微笑んで、僕の制服を持っていく。
…その後ろ姿に、母さんに似た雰囲気を感じた。
若い頃の母さんも、あんな感じだったのだろうか?
「見られてないかな」
…股間はまだ少し興奮していた。

気を利かせてくれた初音がメールを送ってきた。
どうやら高校でも真帆・茜・初音と僕は同じクラスのようだ。
そして優ちゃんも。
姉が友人関係にある真帆の存在もあり、すぐに打ち解けることができたようだ。
添付されたメールには4人で写った写真があった。

皆個性は違うけど、4人それぞれに違った魅力がある。
僕はニンマリと頬を上げ、ソファーにどっしりと腰を沈める。

「あら?かっこいいパンツ穿いてるのね。」
アイロンを終えた衣服を抱え、あかりさんが戻ってきた。

「あ、このパンツ…」
それはミキさんに買ってもらったあのパンツだった。
僕は母さんが亡くなったショックで、あの日からパンツを履き替えることすらしていなかったのだ。

「一馬くんが買ったの?」
「あ、い、いえ…」
「ふふっ、パンツを買ってくれるような素敵な彼女さんがいるのね」
返事に困った僕に、あかりさんは笑顔で言った。

「それ、洗濯したのかな…?」
「あっ…」

「なんか汚れているぞぉ〜、洗濯しちゃうから早く脱いじゃってよ!」
有無を言わさないあかりさんの勢いに逆らえなかった。

僕は渋々Tシャツの裾を伸ばしてそこを隠し、汚れたパンツをあかりさんに渡す…

「そうよね…それどころじゃ無かったものね…」
あかりさんは手にしたそれを左右に広げながら、ポツリと言う…
「1人でもシテないんでしょ?…」


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