海で・・ 332
僕の身体の上に折り重なる彼女たちの脚や手を、一本一本振りほどき、やっとの思いで解放される…
4人の女性たちはよほど疲れたとみえて、目覚める気配は無かった。
部屋の中は自分が放った精液と汗の臭いが立ち込めていた…
その臭いの元凶は、明らかに自分だと気付き…一刻も早くシャワーを浴びなければと立ち上がる。
だるい。
身体が重い。
決して体調がよろしくない、というわけではなく、昨晩4人もの相手をしたことでドッと疲れが押し寄せているのだ。
立ち上がると身体がふらつきそうになる。
気合を入れるべく、洗面所で顔を洗って、そのままシャワールームに向かう。
たった一晩のことではあるが、久しぶりのシャワーはとても心地よかった。
赤黒く腫れた自身を見下ろす…
普段だったら、事終えれば直ぐに皮の中に隠れてしまう亀頭は、それを忘れてしまったかのように、今だ丸々と露出していた。
よくがんばったよな…
僕は自分で自分を誉め、精液で滑った頭を優しく石鹸の泡で拭った。
4人を相手にがんばれた…男として誇っていいことかもしれない。
それよりも、中原(信藤)3姉妹がこうして会うことができて、幸せな時間を過ごすことができて、みんな笑顔でいられたことが、たまらなく嬉しかった。
咲乃さんのことは、後々初音に聞いてみようかな…
シャワーを浴びてもなお、誰も起きてくる気配はなかった。
よほど激しいことをしたのだろうか、一人で苦笑いが込み上げる。
無防備な寝姿の女性たち…しかも全員マっパだ…
…ミキさんの内股からは、まだ乾いてはいない僕のものが見えた。
そんな姿を目にしても、流石に僕はピクリとも反応はしなかった…
それでもそれを浄める為、僕はそこに舌を伸ばした…