海で・・ 310
「そこまで言われると、ちっと見てみたくなっちゃうな…」
またまた梨花さん…それは言い過ぎでしょうって…
「一馬くん…お姉ちゃんに見せてあげましょうよ…」
見せてあげましょうってミキさん、冗談ですよね…
「そうでぇすよぉ〜こんなご馳走になっておいて、まさかぁ嫌だぁなんてぇ言わないよねぇ!」
真帆…お前って奴は…
「いきなりそんなこと言われても困りますよ…」
さすがにデザートを食べる手は止まり、期待の目を向ける3人に(一応)抗議と抵抗の意を…
「まあ、そうよね。ごめんね」
「…ちょっと言い過ぎたね…」
梨花さんとミキさんは大人である。
「えー、一馬くんのけち〜」
真帆…
まあここまで言われて拒むのも、返って申し訳無い気分にもなる…
女の子じゃあるまいし、上半身を脱ぐぐらい、なんでも無いことといえばそうなのだから…
「言われる程、大したこと無いんですよ…期待なんてしないで下さいよ…」
僕は言い訳がましく前置きし、覚悟を決めてトレーナを脱ぐ…
トレーナーに続き、その下の半袖シャツも脱ぐ。
「おー…」
「わざわざごめんね」
梨花さんとミキさんが申し訳なく微笑むのに対し、何故か真帆は勝ち誇った表情。
「一馬くんって結構細身なのね」
「あんまり自信はないですね」
「ううん、美貴ちゃんの言っていた通り、ホント綺麗な身体しているは。」
綺麗と言われても…男の僕にとっては嬉しい訳ではないんですけどね…;
「そうでぇしょぉ〜♪脚だってスベスベでぇ、脛毛なんてぜんぜん無いんでぇすよぉ〜」
おい!真帆!お前まさか!?
「一馬く〜ん♪ズボンも脱いで、梨花姉にその脚も見せてあげぇ〜よぉよ〜♪」