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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 306

「負けたく無い相手って誰さ?…」
「そんなの決まっているじゃん…」
「ミキさんなら、逆立ちしたって敵わないんじゃないか?」
「もぉ〜!ミキ姉はいいのぉ〜初めから勝負するつもりも無いもん。」
「じゃあ誰さ?…」
「誰とは言わないけど、一馬くんにちょっかい出してくる女に決まってんじゃん。」

意地を張る真帆に、自然と顔がにやけてくる。
こちらも名前は出さないけど、真帆が意識している負けたくない相手、明らかに誰のことか、僕、知ってます。
…しかも、その相手、2人いますよね?
ちょっかい出してくる…なんて言うようになったんですね、真帆さん。

「お待たせしましたぁ。お腹空いたでしょ?」
次々に運ばれてくる料理で、あっという間にテーブルはいっぱいになる。
どれもこれも色鮮やかに盛られ、めちゃくちゃ美味しそうだ。

「うわぁ〜綺麗〜♪。シェフの方もやっぱり女性なんでぇすかぁ?〜」

「そうだよ〜。同級生でね、彼女も海外で修行して、日本で一緒にお店開こう!って言ったら乗ってくれてね」
「へぇ〜いいご友人をお持ちですねぇ」
「手が空いたら紹介しようか」

テーブルの上のメニューはどれも美味しそうで、どれから食べようか非常に迷う。
その中から、メインの鶏肉のソテーを一口行ってみる。

「うめぇ〜!!」
心の底から沸き上がった声だった…
それはアヤさんには悪いけど、昨晩食べた、あの豪華なホテルのディナーのどの食事よりも美味く感じた…

僕はミキさんと真帆にシェアすることも忘れ、一心不乱に鶏肉をむしゃぶりつく…

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