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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 301

真帆の奴、頭抱えております。
さっきまで自信持って美人と仰っていた強気な態度はどこへやら。
でも、それだけ綺麗なスタッフさんが多くて目移りしちゃうね…ってことは言えない。

「はい、ようこそお越しくださいました」
周りのスタッフさんと同じ制服に着替えた梨花さんが僕らのテーブルにやってきた。

「うわぁ素敵!そういう服装も似合うんですね!」

ミキさんの言う通り、その制服は梨花さんにとても似合っていた…
いつもは、どちらかというとたっぷり目の洋服しか見たことの無い僕は意外だったが、モデル並にスレンダーな身体には、何を着ても似合うってことなんだろうか?…


「うふふ、ありがとう。向こうの友人に仕立ててもらったの」
「へぇー、海外で。デザイナーさんですか?」
「ええ」
梨花さんの海外生活がますます知りたくなってきた。

「いろいろ話したいことはたくさんあるけど、まずみんなにはお店のお料理を味わって欲しいから…」
梨花さんがメニュー表を僕らに見せる。

そのメニューの豊富さに、ここって喫茶店じゃなかったんだと初めて知る…

「凄いいろいろあるんですねぇ。それにどれもこれも本格的っぽいですぅ〜」
「ええ、初めは軽食だけのつもりだったんですけど、調度友達のシェフが手伝ってくれることになったので、それならってことで…」

あぁ、知らないうちに話が進んでいたんだ。
でも、持つべきものはよき友人ということかな…梨花さんも恵まれているんじゃないかな。

「これだけあったら選べないな〜」
「ホント、迷うね」
真帆と一緒にメニューを見ながら考える。
「何ならお任せのコースも出来るけど?」
梨花さんが言う。

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