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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 296

ギョッとする僕とミキさん…互いの顔を見合ってしまう…

「キャキャキャ…嘘だぁよぉ〜ん。ちゃんと分かってますてぇ〜1番上のお姉ちゃんに会いに行くんでしょ〜、あ、いきなりお姉ちゃんって呼んだらぁ変かぁなぁ?…初めはちゃんと梨花さんって言うべきかなぁ〜?…」
まくし立てるように一気に喋る真帆…
それはさっきの過剰なハグといい、真帆が動揺しているのだということが、僕には痛いほど分かった…

「慣れてきたらでいいんじゃない?私とのときだってそうじゃない」
「ミキ姉は前から家庭教師で来てたから…うーん、お姉ちゃんが2人になるから、リカ姉、かな?ちょっと砕け過ぎかな?」
…まあ、これだけ喋れたら、大丈夫だな。

それにそっちの方も変わってないようだし…;
そう、僕の膝に置かれた真帆の手は、次第に太腿を撫でるように往復しだし、時おり僕の股間脇にも指を滑らせてくる…

おいおい真帆…こんなところで僕を興奮させて、どうするっていうの?;…

そっと真帆の手を振り払い、少し座席間隔を開けてみる。

「…なんか、信じられないよなぁ」
真帆がつぶやく。
「半年前の私に、あなたに妹がいる、って言っても信じてくれないだろうねぇ」
ミキさんも言う。
それだけ、お互いがそんな存在だなんて思ってもなかっただろうな…

「私だって、お父さんが再婚だっていうことは知っていたけど、まさかお母さんの違うお姉ちゃんが2人もいただなんて、思いもしなかったよ…」
「…ショックだった?」
「ううん、そうでもない…これがお母さんだったら違ったかもしれないけど、お父さんのやったことだから、驚いただけ…」

真帆の言うこと、何か分かる気もする…
僕だって父さんのあかりさんには笑顔で会えたけど、あれが母さんの浮気相手だったら、そうもいかなかったんじゃないかな…

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