PiPi's World 投稿小説

海で・・
官能リレー小説 - 年上

の最初へ
 293
 295
の最後へ

海で・・ 295

「楽しみね」
「ええ」
…とは言うものの、やはり三姉妹が初めて顔を合わせる機会だけに、さすがのミキさんも緊張の色を隠しきれないようだ。

…少しして、車は真帆の家の前で止まる。
「着いたけど、一馬くんも来る?すぐ出発するから呼ぶだけなんだけど」

「うん、一緒に行くよ。なんか久しぶりに真帆と会うから、車の中で待ってなんかいたら、怒られそうだしね;」
「ふふ。それもそうかもしれない…真帆って今だに"白馬に乗った王子様"に憧れ持っているとこあるから…」

白馬に乗った王子様かよ…白いタイツでも穿いて来ればよかったのか?
想像する白いタイツを穿いた自分の姿が、いつのまにかあかりさんがプレゼントしてくれた"あのエロいパンツ"を穿いた自分の姿に変わり、僕は1人眉を顰めた。

ミキさんがインターホンを押して、僕が呼びかけると、真帆がすぐに出てきた。
「お待たせ!それと2人とも久しぶり!」
「そうねえ」
真帆と会うのはそれこそあの合格発表以来なんだよなぁ。
…その間にいろいろあったけど、そのうちの幾つかは真帆には内緒だよね…

ハグしてくる真帆の久しぶりの香りを嗅ぎながら、"やっぱりあれって浮気なんだよね?"なんて思ってしまう…
まあバレたところで、真帆が気にすることも無いだろうけど…男が思うよりも"女は嫉妬深い"なんて言うから、ここは黙っておくのが賢明だよね…

「うぅ〜ん、もぉお〜、一馬くんの身体久しぶりぃ〜」
ふざけているのか僕の尻を揉んでくる真帆…
…ちょっとこれって、アヤさん唯さんみたいじゃないでぇすかぁぁ;;


ちょっと過剰?な真帆のスキンシップをあしらいながら、3人で車に乗り込む。
それでも真帆は僕の腕を掴んで、自分の腕に絡ませてきた。

…そんな真帆を隣にしてると、ニヤニヤ顔の茜と初音の姿が思い浮かぶ…
…やっぱり内緒だね、これは。

「じゃ、行きましょ」
「えっと、お姉ちゃん、どこに行くんだっけ?」

SNSでこの小説を紹介

年上の他のリレー小説

こちらから小説を探す