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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 287

少し気だるさの残る身体を起こして、ベッドに座る。

「お姉ちゃんも嬉しいだろうな、こんなの久しぶりでしょ」
「まだ旦那さん、海外なの?」
「一大プロジェクトのリーダーらしいよ。もうちょっとかかるんじゃないかなぁ」
「…大変ねえ」
ミキさんがため息をつく。

へぇ〜…唯さんの旦那さんって、そんなに凄い人だったのかぁ…
先生と生徒としては、三年も前から唯さんのことを知っていたにも関わらず、唯さんのプライベートを知ったのは、僕がミキさんと付き合い初めてからだもんな…

「もうこんな時間かぁ…」
「明日も大事なイベントがあるから、そろそろかな」
そうか…
明日は梨花さんのお店に行くんだったな。

真帆の反応も気になるな…そういえば父さんに連絡したっけな、といろいろ思いながら、最後は笑顔のあかりさんの顔も思い浮かびながら、眠りについたのだった。

翌朝…
鏡のように磨かれた大理石敷きのロビーに、あのホテルマンたちが整列していた…
この人たちは、昨晩の僕たちの営みを皆知っているのだろうと思うと、目を合わすことは憚られ、僕は三人の女性の背に隠れた…

ホテルを出て車に乗ると
「どうする?このまま真帆ちゃん迎えにいって直接行く?」
「うーん…着替えてシャワー浴びたいかな…一馬くん、どうする?」
アヤさんとミキさんがお互いにそう言う。

「僕はどっちでもいいですけど…アヤさんと唯さんも一緒なんですか?」
まあ、この2人なら梨花さんとも面識あるだろうけど。

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