PiPi's World 投稿小説

海で・・
官能リレー小説 - 年上

の最初へ
 269
 271
の最後へ

海で・・ 271

そう言ってアヤさん、ウエイターに対して
「彼に精力アップのメニューを」
「かしこまりました」
ええっ!?
…そのようなメニューは今日のお昼にあかりさんに散々…

「あのー、アヤさん…」
「遠慮しなくていいのよ、一馬くん。どんどん食べて」

…そんなこと言われたって、これ以上食べると鼻血出ちゃいますから…

「あの…ホテルがそこまで気を使わなくても、いいんでは…?」
「あら、女にとって記念日って男が思っているよりも大切なものよ…それなのに最近の男の子ってナイ―ブ過ぎて、いざという時に、役にたた無かったりするもんなのよ…」
ウンウンと頷く唯さんとミキさん…
周りのホテルマンたちは、バツの悪そうに俯きかげんとなっていた…

…周りの方々には申し訳ないけど、アヤさんらしいなと思う。
お父様に似ているのかもしれない。

「こちらをどうぞ」
ウエイターの1人が僕の前にメニューを置く。
「…うわあ」
お昼にあかりさんが作ってくれたものよりも効果がありそうな気がするぞ…

「本当に効くのかしら?…効果も確かめてみたいはよね…」
横からメニューを覗き込む唯さん…
余計なこと言わないで下さいよ…

「でも、そんなこと一馬くん1人で試しても、意味ないんじゃない?…」
助け船を出してくれるミキさん…やっぱり僕の味方はミキさんだけです…

「確かにそうよね…ちゃんと効力があるかどうかみるには、1人でも多くの男の子で試してみたいはよね…
あ、君たち!このメニューの品々、かった端から食してちょうだい!」
アヤさんの強い口調に、イケメンホテルマンたちは目を白黒させながら、背筋を伸ばした。

…何そのトンデモ指令!
周りの従業員たち、戸惑い慌てふためきてんやわんや。

…しかしお嬢様の命令には絶対、調理場が大急ぎで動き出す。
大変ですね…

「どうなるか楽しみね」
ニコニコしながら唯さんが言う。
…この後どうなるか不安だが、僕はとりあえず目の前の料理を食べてみる…

SNSでこの小説を紹介

年上の他のリレー小説

こちらから小説を探す