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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 263

「…は、はい」
…ああ、期待されてるんだな、これ。
これを穿いてあかりさんに見せる日はいつ来るのか考えながら、あかりさんを見送る。

あかりさん、素敵な人だったな。
そりゃ父さんも笑顔になるわけだ。
それと、このプレゼントは大切にしまっておかないとな…

こんなパンツが似合う日がくるとは到底思えないけど、この先こんなのを穿いた僕を見て、悦ぶ子もいないとは限らない…
そう、父さんのあんなHなパンツ姿を見て、悦ぶあかいさんがいるんだから、そんな女の子もきっといる筈だ。

まあ、もし現れなかったら、それは父さんに責任を取ってもらって、あかりさんに会う時にこれを穿いていってもらおう…
あかりさんならそんな父さんのパンツ姿を見て、これはもう用無しなんだと、きっと分かるんじゃないかな?…

そんなことを考えながらクスっと笑う。
僕の中であかりさんは今までとは違った意味で、正真正銘の"パンツの人"となったんだ…

あかりさんが去った後は、特に何かあったわけでもなく、ただ平凡に過ごしただけだった。
…でも、そういうのに不満はまったくなかった。
あかりさんに会えた満足感があったのだから。

…その夜。
梨花さんからメールが届く。
『いよいよお店をオープンするよ!その前に、一馬くんたちを最初のお客さんとしてお・も・て・な・ししたいな。
妹たちにも来て欲しいけど、話つけてくれるかな…』

…思ったより早かったなぁ〜
入学式の後になるとばかり思っていた僕の心は踊った。
即座に返信を打つ…

…おめでとうございます(^^)
喜んで伺わせてもらいます!
その『お・も・て・な・し』とやらを期待してまぁ〜す!(^0^)…

と、そこで手が止まった。
『妹たちにも来て欲しいけど…』……;

何て言えばいいんだ?…
ミキさんと真帆にまだ何も話してはいなかった…

ましてや真帆は梨花さんの存在すら知らないんじゃ…
それに、ミキさんもあのときのことがあるから、梨花さんに対していい印象は抱いていないだろうと容易に想像がつく。
…どうすればいいのだろう。

あのときの梨花さんと、今の梨花さんは違う。
…でも

梨花さんに一応メールを送ってから、僕は双方を知っていて頼りになるであろうアヤさんに相談してみようと思った。

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