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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 262

「そんなこと言われても…私、比較対象知らないし…」
「えっ…?…それって?…」
「ええ…私、お父さんしか知らないの…」
@@;…そうだったんですかぁ!?
あかりさんは、あんなパンツをプレゼントしたり、今だって騎乗位なんて言ったりするもんだから、僕はてっきり経験豊富な女性なのかと思っていましたよ…

「ごめんね、期待に沿う答えじゃなくて」
「そ、そんなことないです…」
…意外でしたが。

「…あかりさんは、好きになった人は、父さんが初めてですか?学生時代とか…」
「うーん…いたと言えばいたけどなぁ」

…まあ最近は周知が認めるカップルでも、実のところHが一度も無かったりすることがあるらしいから、あかりさんが誰も好きになったことは無いとは限らないよな…
「その人とは、何も無かったってことですか…?」
「まあ、キスをしたり…身体を触り合ったりはしたの…でもその先はお父さんが初めてだったのよ…」
…そこまでやっておきながら、その男って随分と腑甲斐無い奴だよね…;

「なんか、いろいろと聞いてしまってすみません」
「いいのよ。いずれは一馬くんと会って、話さないといけないことだと思ってたから」
「ご飯、ごちそう様でした」
「ありがと。美味しく食べてくれたら私も嬉しいな」

あかりさんは、帰る支度をしながら、僕に言った。
「…また、来てもいいかな…?」

「もちろんです!」
僕が元気にソファーから立上がると、あかりさんは手を差しのべてきた。
友情の握手なのかな?
固く結ばれた掌の中に、小さな布…
「やっぱり一馬くんにあげるね…いつかそれ穿いた姿、見せてよぉねぇ」
あかりさんはあの笑顔で、ペロッと舌を出した。

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