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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 260

父さんとあかりさんの歳の離れより、僕との方が遥かに近いのだ…
どう考えても母親というより、姉貴としか思えないよな…
それを考えると、梨花さんとて紀美子さんを母親と思えなかったのも無理もない…

どこか梨花さんに似ているあかりさんを見つめながら、PC画面で見た父さんとの幸せそうな笑顔を思い出す。

…あんな幸せそうな顔を見たら、この2人を引き裂くことなんてできない。
僕にそんなことができる権限などない。

あかりさんと付き合っているのは父さんなのに、まるで僕が当事者のように考えてしまう。
梨花さんもこんな気持ちだったのだろうか。

「一馬くん…」
「は、はい!」
僕の顔色を伺ったのか、あかりさんは心配そうに僕を見つめる。

「何か心ここにあらずって感じがするけど…別の人のこと考えてた?」
うっ、鋭い…女の人って、こういうことには敏感なのかもしれないな…

「ごめんなさい;…ちょっとあかりさんに似た人がいたもんで…」
「そうなの…もしかして、一馬くんのいい人ぉ?」
「え、いえ…梨花さんとはそんなんじゃ…」
「あら?…"梨花"っていうの?…その人…」

「ああ、いえ、そういうんじゃ…」
「ふふふ、大丈夫。聞かなかったことにしてあげる」
…思わず梨花さんの名前を出してしまって後悔する。
…あかりさんの言葉を信じよう。

「その人と、私って、どう似ているのかな?それはちょっと気になるなぁ…」

…痩せているにも関わらず、二人とも胸は大きい…
そんなこと言える訳も無い…
増しては、今日のあかりさんの服はゆったりとしていて胸が大きいなんて分かりにくいのだから、僕が父さんのパソコンのあの画像を盗み見たことをバレ兼ねない…

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