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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 256

これがせめて色つきだったら、水泳部の奴らが着けているブーメランみたいな競泳用パンツに見えないことも無い筈なのに…
「どうしました?…やっぱり一馬くんには、もっと少年らしさを売りにしたものの方がよかったのよね…」
肩を落とすあかりさん…
僕は堪らずに自己嫌悪に陥る…
「な訳無いですって!…今掃くから見て下さいよ!これを買って絶対よかったって思いますってぇ!」

「ホントに?」
「え、ええ、きっと…」
…後に引けない状況だ。
ここで試しに穿いて、あまりにも…だったら永久封印でも…なんて考え、あかりさんには言えない。
…あかりさんには良くても、これを穿いた姿なんて見たら、真帆・茜・初音はきっと大笑いするんだろうな…

父さんのには引かれたけど、これって見ようによっては、深夜のお笑い番組で、バツゲームの時に穿かせそうな感じもしないでもない…
それもこんな薄さでは、画面にはモザイクが掛からなければ放送禁止になるに決まっているよ…

僕はGパンを脱ぎ、ボクサーパンツ1枚になりながら、あかりさんのくれたパンツを窓の陽にかざし広げてみる…
…薄い。
透けて見えるくらい薄い。
…これでは風呂上りにパンツ一枚で過ごすのは無理だ…したことないけど。
穿いていても落ち着かないような気がする。
…いろんな意味で。

「…それでも、あかりさんのためだからなぁ…」
独り言を言いながら、今後穿くかどうかわからないパンツに穿き替えようとする…

「でもやっぱり…一馬くんには今穿いているパンツの方が似合っているよね。」
「そ、そうですか…?」
「ええ、それはちょっとやり過ぎたかもしれない…」
「でも…せっかくのプレゼントだし…」
「そんなこと気にしなくていいよ。これはお父さんに穿いてもらうから…」
「うえ?…これを親父が穿くの?!…」
「大丈夫大丈夫…伸縮性があるから、きっと入るはよ。」
…そういう意味で驚いた訳じゃ無いんですけどね…;

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