海で・・ 255
…それがミキさんと出会い、真帆とも付き合いだすと回数はめっきり減っていって…
その代わり、それ以上の体験はさせてもらってますが。
…そしてこの半年で一気に…
さすがに父さんにそれは言えないけど。
…そうだ。
気になっていたこと…あかりさんに、思い切って聞いてみる。
「あかりさん、父さんにパンツ、プレゼントしたんですよね?」
「あ、そうだった!一馬くんにプレゼント持ってきたのよ…」
「えっ?それってもしかして…」
「ええ…お父さんが『一馬は俺に隠れてあのパンツを穿いてみたいだ…』って言ってたから…」
「あ、いや…隠れてって訳でも無いんですけど…」
「ふふ…でも穿いてみたんでしょ?…」
「あ、まあ…はい…」
「どうだった?はき心地は」
「うーん…まあ、締め付け感があって、フィットしていい感じでした」
「そう、嬉しいな」
あかりさんがニコリと微笑む。
「それならよかったかも…実はね、一馬くんにも同じの買ってきたの」
「えっ!?」
あかりさんは自分のバッグの中から、袋を取り出して僕に手渡す。
真っ白な布地…
同じものと言っておきながら、それは明らかに父さんのより小さく、生地だって透けてしまいそうに薄かった…
「どう?…一馬くんには大人っぽ過ぎたかしら?…」
「いえ、凄く気にいりましたよ。」
子供扱いされたような気がして、僕は動揺を隠した…
「よかったぁ〜それじゃあ、穿いて見せてぇ〜」
「ええええ!?今ここでですか!?」
「もちろん♪せっかく買ってきたんだし、一馬くんが実際にはいて似合うか見てみたいなぁ〜って」
「う、うん、いや、その…」
…困った…
今すぐにってのは恥ずかしい…でもあかりさんの期待は裏切りたくないし…
…うーん…でも白なのか…