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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 26

僕の頭の中では、信藤さんのブレザー横から覗く胸元でさえ、ミキさんの生乳へと変わっていった。
それは1円硬貨ぐらいの乳輪の上に、ポツンと尖ったあのピンク色の乳首だ。
僕が舌を這わすだけで硬く勃ちあがり、甘く噛んだ時には・・背を反らして悦んでくれたミキさん・・・

僕は信藤さんを眺めながらも、心中ではミキさんの名を叫んだ。
(ぁぁ・・ミキさん・・ぁぁぁぁぁ・・ミキさぁ・ぁ・ん)

信藤さんは何かを耐えるかのように目を硬く瞑り、顎を微かに上げる。

(ぁ!)・・・僕は見た。

彼女の内股を伝い落ちて行く、透明に輝く液体を・・・

直後、信藤さんの身体がピクッと跳ね、小刻みに震える。
だらんと両腕を下げ、椅子に身体を預ける。
息遣いは一段と荒かった。

信藤さんの瞳に、一筋の光るものが見えた。

な、涙・・・か?

カキーン!!
遠くで野球部が奏でる、金属バットの音が頭に鳴り響いた。

腰骨に灼熱の電流が走り抜け・・・その熱が蟻の門渡り部分を一気に襲った。

(『くうっぁ!!!・・・』)

それはミキさんとの時だって、梨花さんというミキさんのお姉さんの時だって、そんな事は起きはしなかった。
それなのに僕は、握るどころか爪の先でも触りもしていないのに、パンツの中に勢いよく精を放っていた。

いったん逃げるようにトイレへ駆け込み、『応急処置』をして教室に戻ると、制服を着直した信藤さんがさっきまでの行為がなかったかのように、平然と帰り支度をしていた。

ようやく僕も帰ることができそうだ。
こちらも何事もなかったかのように教室に入っていくと

「あ、鈴木くん。面談長かったんだね」
「あぁ、まあね」
…実は貴女の自慰行為をずっと見てましたなどとは口が裂けても言えない。

振り向いて信藤さんの表情をうかがうと、柔らかで優しそうな笑顔だった。
さっきの涙は何だったのだろうと思えるくらいに。

「カノジョさん、迎えにくるの?」
「へぇ?」
僕は一瞬、信藤さんが何を言っているのか分からなかった。
「昨日の朝の人、素敵な人だったな。大人の女って感じで・・」
(あ。。。。)
木崎さんに誤解を受けたように、信藤さんもまた、アヤさんを僕の彼女と誤解したのだ。
まあ、朝っぱらから校門の前でキスしていればそう思われるのは当然で、それよりも一体何人の女子たちが僕とアヤさんのキスシーンを目撃していたのか?と考えると、頭が痛かった。

「あの人は違うんだ・・」
僕は言い訳がましく、無理矢理だったと事情を説明したが、それよりも自分に彼女がいるという事実を、信藤さんに知られたことが、何故か面白くはなかった。

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