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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 247

…それだけ初音は僕にとって特別な女の子だったのかな、と改めて思う。
あの豊乳がどうとかよりも、僕に見せてくれた笑顔が、何より印象に残る。

…今日は彼女たちのことは忘れて、家でのんびりしよう…そう思った。
新生活が始まるのも近いし、梨花さんのお店のオープンのお祝いも控えているし…

朝飯でも食おうと身を起こすが、思い出し…また布団に包まる…
母さんはまた体調を崩し、何日か前から入院中だった…
それに合わせるかのように僕の箪笥からあの小さなパンツは無くなり、残業だと言った父さんは昨日の夜、帰ってはこなかった…

…父さんもまた、男なのだ。
おそらく相手はあの「パンツの人」だろう…僕はそう思った。

まあ僕も他人のことなんて言える筋合いなどないわけですが…
「あれ?」
携帯がメールの着信を表示する。
…今日ものんびりとはいかないのかな?

やれやれといった感じに携帯を手に取る。
ミキさんか真帆…あるいはメールをくれたどちらかだろう?…と思っていた僕に、父さんからのメールは意外だった。
まあ母さんが留守にすることの多い父さんとは、普通の親子よりかメールをする回数は多くはあるんだけど…

「昨日はごめんな。ちゃんと飯食って寝たか?」
内容はそんなところだ。
母さんが入院とかでいないとき、父さんは帰りが遅いときはあったけど、帰ってこないのはこれが初めてだった。

…まあ、父さんも男だ。
複数の女性と関係した…しかも短期間に…僕に、父さんを責める権利などないだろう。
むしろ父さんを支持したくもある。

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