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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 228

携帯を手に取り、今日の天気と最高気温を調べる。
天気は快晴。気温はこの時期にしてはかなり暖かくなる…というか、暑いくらいなのか?
タンスの中から春物の上着を引っ張り出した。
これなら暑くないはず。
…野上さんも、薄着で来るかもしれないし…

時間を確認して、家を出て、僕は待ち合わせ場所へと向かった。

やはりパンツは掃き慣れたトランクスにした。
母さんが買ってくれるボクサーパンツにしようかと迷ったが、少しでもモッコリ加減が分からないトランクスの方が、野上さんは安心すると思ったのだ。
そんな訳で、僕の中ではすっかりと野上さんとHすると決めてかかっていた…
“な事…訳ある訳ないかぁ〜"
と思いつつも、次には…“やっぱラブホは割り勘じゃダメかな…?”などと考えていたりもした…

…そんな思いを巡らせながら待ち合わせ場所に着いた。
僕が来た少し後に、野上さんもやってきた。
「やー、待たせちゃったかい?」
「いや、僕もさっき着いたところだから」
「そっかそっか」
野上さん、自分の胸が目立つのが嫌なのだろう、サイズが大きめのシャツを着ている。

それでも薄地の春物の服からは一目瞭然で、今日が小春日和で得した気分になる。
「やっと暖かくなったよね〜」
「うん。つい何週間前に記録的な大雪が降ったなんて、信じられないよな。」
「あの日、何してた?」
「え?…うん…家で寝てたと思う…」
嘘だった…
あの雪の日は、ミキさんと真帆と三人で、セックスをしたのだ…

「うん、そうだよねぇ、あんな中だとすることなんてないよね〜」
僕の答えを深く詮索することなく、野上さんはうんうんと頷く。

…肩から提げているカバンの紐が、豊かな胸の真ん中に食い込んでいるように見える。
それを直視したら、今からでも股間がやばい。

「さっ、今日はデートだもんねっ!」
「う、うん」
野上さんは僕の手を引いて歩き出した。

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