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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 227

そんな男子たちの厭らしい視線を野上さんが分かっていなかった訳もなく、取り分けそれに1番興味を抱いていた秀人を毛嫌いしていたのも無理もないかもしれないと…今さらにして思う。
ある意味秀人は、素直に男の欲望を表しただけに過ぎず、僕を始め他の男子たちはムッツリスケベの域に入っていた。
…思えば体育の授業の後、皆が皆トイレの個室に駆け込んでいったのは、そうゆうことだったのだ。


運よく?僕は秀人のように露骨な興味を見せていたことがなかったので、野上さんに嫌われることはなかった。
…ただ、真帆や茜がからかいかやっかみか、野上さんの胸をモミモミするところを見てしまったことはあるが…

…そんなことを思いながら、朝、野上さんとのデート?の日を迎える。

妄想が妄想を呼び、昨晩はろくに眠りに着くことは出来なかった。
あわよくば?…
と考え、精を溜め込む為に扱くことを抑えていたのだが、結局は朝焼けと共に現れた朝勃ちに疲れマラが重なってか、シーツに擦りつけるだけでパンツを汚してしまった。
ヤッチマッタ…
それは昨晩脱ぎ忘れた父さんのあのパンツで…
出来れば野上さんとのデートに穿いていくつもりだった、あのパンツだった…

…これは参ったな。
代わりのパンツは、茜とのデートではいたトランクスがあるけど、こっちは洗濯機に突っ込んでおくのは心許ない。
…母さんが不在だからやろうと思えば外出中に回しておくことも出来るといえばできる。
…やっとかないと、父さんにも悪いしな。

父さんのパンツを洗濯機に突っ込んで、僕は風呂場に入ってシャワーを浴びた。

まあ始めっからあんなパンツを掃いて行ったら、いかにもそれを期待していたようなのが丸分かりで、野上さんに何と思われるか分からないと考えると、これはこれでよかったんだと、自分を言い聞かせる…
浴室から出て、脱水の終わったパンツを自分の部屋の片隅に干す…

“父さんだけじゃなく…いつか僕の役にもたってくれよな…”
僕は女物のように小さなパンツに向かい、小さく呟いた…

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