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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 217

ソファーに座り、辺りを興味深そうにキョロキョロと見回す優ちゃん…
「優ちゃんの家に比べたら、ウサギ小屋みたいに狭いんじゃない?」
「そんなこと無いですよ。とても居心地いいです。」
「そう?僕の部屋なんてもっと狭いけど、僕にとってはオアシスだから、部屋の広さなんて関係ないのかもな。」
「へぇ〜その部屋、見てみたいです…」

「そ、そう?別に何もないし、大した部屋じゃないよ…?」
「でも男の人の部屋がどんな感じなのか気になりますよ〜」
優ちゃん、気持ちが解れてきたのかニコニコと笑いだす。
…こういうところ、アヤさんに似てるなぁ、やっぱり。

「秀人とは一緒に住んでるの?」
「はい。一緒に」
「話したことはあるの?」
「まあ、あるんですけど…仕事も忙しそうだし、あまりかけるような言葉も浮かばなくて…」

カッコつけの秀人のことだ、クールを気取って地を出していないのかもしれないな…
「僕なんかより秀人の方がずっと女の子の扱いは上手いんだぜ。」
「そうなんですか?彩姉に気を使っているのかしら?」
それもあるかもだな…秀人が地を出し過ぎると危険過ぎるかもしれないからね…

「彩姉たちの部屋に遊びに行ってもいいんだけど…やっぱり独身の男の人の部屋に興味がありますよ。」
あ、それって誤魔化せた訳じゃなかったのかよ…

じゃあ部屋に…と思ったが、その前に、優ちゃんに聞きたいことがあった。
「優ちゃんは、アヤさんと秀人が結婚するって聞いたとき、どう思った?」
「最初は、素直におめでとう、って気持ちだったかな…でも、相手が私と同い年と知って、ビックリしたし、複雑な気分になったかな…」
そりゃそうだろうな…

「しかも彩姉は妊娠してるって聞いて、私、もう叔母さんになっちゃうんだって思って軽くショックだった」
あ、そっちか。
…とすると優ちゃんの妹たちも同じ気持ちだろうな…

…確かに、僕もこの歳で叔父さんになるって言われたら、手離しでは喜べない気もするから、女の子だったら当然かもしれないよな…

ソファーから腰を上げる優ちゃん…
僕の部屋に行きたいのね…

あ、…僕の部屋って、ヤバイもんが燦爛してなかったっけ?

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