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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 204

「はぁ…」
「落ち着いた?」
「はい…すいませんでした」
「謝るのはこっちのほうよ…無理矢理ごめんね」
坂上さんがもう一度頭を撫でる。

「もうすぐ彼女さんが出てくるよ」
「あっ、はい」
「約束どおり映像は削除しておくから…」
「お願いします」

挨拶もそこそこに、監視ルームを出て行く僕などには、もう興味など無いといった様子で、坂上さんと斉藤さんは再び画面に食い付いていた。
それもその筈、個室だと思って疑わない藤堂さんは、泡まみれののっしりとした大きな自身を、ゆっくりと扱きはじめたのだ。

こんな事をして、僕のように彼も弱味を握られ、この部屋に連れ込まれるのだろうと思うと、ちょっと気の毒にも思ったが、
こんな魅力的な2人相手だったら喜んでお相手するだろうとも思え、
それを思うと、セックスまでは誘ってもらえなかった自分は、ちょっと惜しいことをしたような気さえしてきた。


ロビーの椅子に腰掛けて寛いでいると、
「お待たせ」
シャワーと着替えを終えたミキさんが来た。
「長かったですね」
「女の子の基本だぞっ」
わざとらしく言ってみた僕に、ミキさんは軽く頭を小突く。

ミキさんには絶対内緒だな…
とはいえ、ある意味で二度と体験できないようなことを経験することができたのは、少し面白かったけれど。

「あら?何か顔、赤くない?」
「あ、そうですか? 久しぶりに運動したせいですよ…」
僕は話しをごまかす…
確かに監視室を出てから、僕はずっとドキドキしていた…
それは二人の女性に射精させられたこともあったけれど、それよりも藤堂さんの勃ち上がる様を見たことにあった。
僕は今まで、男の勃起といえば秀人のしか見たことは無く、大人のリアルな勃起を見たのは初めてだったのだ。

「ふふっ、そうだったの。でも、いい運動になったでしょ?」
「はい」
ミキさんは僕の表情を気にもせずに言った。
「また暇があったら一緒に運動しようね」
「は、はい…」
斉藤さんと坂上さんがいるから、いくら貸し切りでももうあんなことはできないな…
そう思いながら、僕はミキさんと一緒に施設を後にした。

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