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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 198

許可をもらえたのか、僕は斉藤さんの後について監視ルームの中に入ることができた。

室内は意外と広い。
斉藤さんについていくと、前方に多数のモニターが設置されている一室に入ることが出来た。
「すごいですね」
「でしょう?」
施設内の各地の様子を、一度にモニターで確認できるのだ。

「で、あそこに座ってるのが坂上麻友ちゃん」
斉藤さんが、モニターの前に座る小柄な女性を指差した。

「あ、どうも…」
僕は照れながら、顔を赤らめた。
はっきりと映っていなかったとはいえ、僕がプールでHしてたことは明白な事実で、それをリアルにこの人に見られていたのだから、それも当然だった。

坂上さんは見つめる画面をズ―ムにすると、
「こんにちは…一馬くん…」と頬を上げながら振り向く。

大画面の中には、シャワーを浴びながら、髪を洗うミキさんが映り込んでいた…


あー…こういうところもしっかり見られてるんだなぁ…
施設の管理体制に感心と驚きを覚えつつも、僕はミキさんとしたプールの出来事を思い出し、少し恥ずかしくなった。

「…見てたんですか?」
「まあ、姿ははっきりと捉えてないけど、あの声を聞いちゃうとねー」
「そうですか…」

「刺激強すぎるよねー。こっちは彼氏もいなくて欲求不満なのにさ」
「それを言ったら一馬くんに失礼だよー」
毒づく坂上さんを斉藤さんが制す。

「い、いえ…プールでヤッタ僕の方が悪いんですから…」
「一馬くんも反省しているですもの、坂上さん、あの画像消去して上げてよ。」
「そう言われて、はいそうですかって訳にはいかないよ―、何せそんなことしたら規則違反だからねー」
「お願いします。僕、何でもしますから、あの画像消去して下さい!」
「本当かい?、本当に何でもするのか?」

坂上さんがニヤリと笑う。
「えっ?」
「なんでもしてくれるんだよね。だったら、やってあげてもいいよ…」
坂上さんの頬が赤く染まる。
これってまさか…

「覚悟してね」
前から坂上さん、後ろから斉藤さんが迫ってきて、僕は二人に挟まれてしまった…

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