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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 197

斉藤さんに連れられその監視室に向かうが、途中の扉にはでかでかと
『関係者以外立ち入り禁止』
のボードがぶら下げてあるではないか。

「…入れるんですか、僕」
「中を覗いてみるよ。ある意味で鈴木くんは関係者みたいなものでしょ」
斉藤さんは僕を置いて、扉の向こうへ行った。

関係者か…
斉藤さんに言われた事は確かにそうで、関係者というよりも僕は当事者なのだ…

中から、斉藤さんの話し声が漏れ聞こえてくる…
という事は、中にはモニター画面をチェックしている監視員がいるのは間違い無く、
その人にも僕は見られていたのだと、頭を抱えたくなる…

…しばらくして、斉藤さんが出てくる。
「…どうでした?」
「ばっちり写ってます!…って感じではなかったけど、中原さんの声がモロに入ってた」
「ああ…」
…梨花さんや真帆もそうだが中原三姉妹は基本的にアレのときの声がやたらとデカイ。
それが、悪い意味で今回は効果を発揮してしまったのだ。

「どうしようか?」
斉藤さんが小首を傾げて尋ねてくる。
「うーん…バッチリ撮れちゃってるなら恥ずかしいし…」
「うん、まあ声はね。ところで中原さんは?」
「まだロッカーにいるかと。入念にシャワー浴びるって言ってましたし」

「それじゃあ中原さんに分かる前に、画像消去してもらう?」
「そんなこと出来るんですか?"」
「ええ、画面の前で常に館内をチェックしている、坂上さんにお願いすればね!」
「坂上さんって?…」
「まだ若いんだけど、そういった面では右に出る者はいない程、プロの女の子よ〜」

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