海で・・ 189
「あら、ちょっとナニを隠してるのかな?」
「いや、その…」
「てぇいっ!」
「うわっ!」
ミキさんに両手を押しのけられた。
小さく縮んだ情けない分身の姿が、ミキさんに曝け出されてしまう。
「…あれれ」
ミキさんもこれには予想外なようだ。
「…うーん、困ったな〜」
「こんなに小さいの…見ないでくださいよ…」
もじもじと内股を合わせ、それを隠そうと身をよじった。
「いいじゃない。気にすること無いよ。私は一馬くんのこんな時も…見られてよかったと思ってる…
だってそうじゃない?…いつもいつも格好いいばかりとは限らないは…
私だって、情けないことや、恥ずかしいことだって一杯ある…
そういうことを見せ合って、許し合えてこそ…付き合っているんだって思えるものよ…」
「ミキさん…」
僕は感激の余り、声が詰まってしまう…
バシャン!!
ミキさんが勢いをつけてプールの中から出てこようとする。
思わず僕はその身体を受け止めようとミキさんに抱きつく。
「一馬くん…」
「ミキさん…好きです」
「私もよ」
ミキさんも僕の背中に手を回す。
そして、どちらからでもなく、唇を求め合った…
唇を割り、舌を差し入れる…
こんな場所とはいえ、何時も習慣に身体が勝手に動く…
ミキさんを押し倒し、その身体にのしかかる…
腰をぐっと突き出し、股間同士を合わせると、僕の眠っていた分身は、思い出したかのように、ピクリと反応の兆しを見せる…
競泳水着の上に浮かび上がるミキさんの形の良い乳房、それを水着の上から手で撫で回す。
しばらくそうやっているうちに乳首がくっきりと目立つようになる。
思わず水着を剥いでしまいたい気持ちになるが、そこで、興味本位で秀人と見た競泳水着モノのAVを思い出す。