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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 187

「ふ〜ん…サボりかぁ、いけない子ね〜」
…教師になるミキさんには言うべきことじゃなかったとは思うが、事実なのだから仕方がない。
「…でも、ミキさんは綺麗に泳ぎますね」
「高校卒業するまで水泳部一筋だったからね」
…ミキさんも十分アスリートじゃないか。
文武両方において優秀だったのだから、ミキさんの学生時代ってすごく人気があったんだなって思ってしまう。

ミキさんの学生時代か…
あの男のことといい、僕は僕と出会う前のミキさんのことが、無性に気になってきた。

「モテたんですよね?その頃のミキさん…彼氏とかもいたんですよね?」
「ぜんぜんよ!水泳が恋人と言ってもいいぐらいだったんだ。始めての経験だってね、大学に入ってからなのよ…」
「え?…そうなんですか?」

照れた表情を浮かべるミキさんは、僕の耳元まで来ると小さく言う。
「真帆ちゃんには、内緒にしておいてよぉ〜。」

…ちょっと意外かな。
でも、スポーツに青春かけてる子なら、恋人には縁がないってこともよく言うしね…
もし、僕がミキさんと同じ学校・同じクラスなら、絶対にアタックしてるだろうな…
少し、真帆の顔も頭を過ぎったけど…

「高校も水泳の授業ってあるんですよね?」
「もちろんね。私は体育教師じゃないけど」
…うん、そうだったな
「学校からは水泳部の顧問になって欲しいって言われてるの。部員がそんなにいないんだけどね…」

「なるんですか?…水泳部の顧問…」
僕はちょっと嫌だった。
「一馬くん?何、変な顔しているの?」
水の中で、ミキさんは身体をスリ寄せてくる。
「なんか…ミキさんの水着姿、学校中の皆に見られるのって、ちょっと…」
「クスッ、焼き餅焼いてくれてるの?」
「そ、そりゃあ…僕だって男だし…恋人の身体、ヘンな目で見られるのはなんか…」
「ヘンな目って…一馬くんだけじゃない〜?」
ミキさんは僕の海パンを弄ってくる。

「う、うわぁ!?」
「ふふふ…ここは正直なのかな?」
「そ、そんな…」
ミキさんの手が、海パン越しに僕の分身を刺激する。

「別に、顧問になるからって、水着着て実際に教えることなんてないよ。体育の水泳の授業だってそうじゃない」
「まあ、そうですけど」
「それに話は『副顧問』だから、そんなに参加することはないと思うけどな」
「そうですか…」
「そんな顔しないの!一馬くんは私にとって、誰よりも好きな人だから…」
ミキさんが、僕に身体を密着させてくる。

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