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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 177

もう、限界だ。
「梨花さん!」
「イク?良いよ、思い切りイって!!!私もいっちゃうよぉおおおおお!!!!!」
「…っ」
「良いよ、中に、中に一馬くんの、いっぱい出して!!!」
最後の一踏ん張りだ。
「も、もおいきますっ!!!!」
「あ、あああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」
お互い、抱き合ったまま、絶頂に達したのだ…

一瞬、頭の中が真っ白になり、遠くで梨花さんの雄叫びが聞こえた。
梨花さんの膣襞がきつく収縮し、僕自身を痛い程に絞り込んだ。

ぁ!…と思った時までは覚えている。
陰間からの熱い塊が精道を駆け抜け、それが怒濤のごとく梨花さんの中で爆発したのも覚えていた。

それなのに、その後の記憶は飛んでいた。
自分の放った精液の臭いで現実に戻った時、僕は始めて"イク"という絶頂を知った気がした。

「はぁ…あ?」
気がつくと、梨花さんを押し倒して上に圧し掛かっていた。
「ふふふ…」
梨花さんは微笑みながら、僕の頭を撫でていた。

「あ、すいません…」
「いいのよ…アソコは一人前の男だけど、中身はお年頃で可愛いのね」
「あ、いや…」
なんか恥ずかしい。
「ありがと、一馬くん。君のおかげで、吹っ切れることが出来たよ」
梨花さんは優しく微笑む。

「吹っ切れるって…?」
僕は梨花さん身体の上から仰向けに寝返る。

「ええ、いろんなことから吹っ切ることができたは…
それに、愛が欲しいなら、先ずは自分から相手を愛さないといけないって、一馬くんから学んだは…」

梨花さんはティシュボックスに手を伸ばし、僕の性器を拭ってくれる。
それは既に芯を無くし、子供の時のように縮み込んでいた。

「それに…こんなに膨張率が著しい男の人もいるんだって…勉強になるよ…」
…ん?…膨張率?
「りぃ、梨花さぁーん!!それは言わないでくださいってぇー!!」

僕はすっかり、15歳の少年に戻っていた。

「うふふ、冗談よ冗談。私を魅力ある女だって思ってくれて嬉しいわ」
「そりゃ、梨花さんは綺麗だし…」
「ふふ、ありがと♪」
その優しい笑顔は、つい半年前の高圧的な態度が嘘のように思えたくらいだ。

「…確か、海外に住んでたんですよね?」
「ええ、でももう戻らないわ」
「どうして?」
「みんな、優しい人ばかりだから…信藤家の人たちも、美貴ちゃんも、それに一馬くん、君もだよ」

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