海で・・ 175
「あっ!あああっ!あ…あっ!」
梨花さんが僕の頭を押さえつける力がさらに強くなる。
その中で苦しいながらも先にある突起に舌先を伸ばす。
「ひぃいいいいいあああっ!」
梨花さんの身体がまたビクビクと震える。
「あっ、あ…あっ!ダメぇえっ!」
梨花さんがもう一度跳ねたあと、僕の顔面を梨花さんの噴いた潮が襲いかかった。
勢いを持った飛翔は、額に…鼻頭に…唇に…幾度となく叩きつけた…
女性の誰もが潮を噴くものでは無いのは、今迄の経験から分かっていた。
それでも、ミキさんの潮噴きを体感していた僕は、姉である梨花さんの潮噴きも、どこか待っていたのだ…
ヒクヒクと痙攣する身体を残したまま、意識を失ったような梨花さんを見上げながら、僕は顔面に流れ落ちる液体に舌を伸ばし…味わった。
「一馬くん…」
小さく囁くように梨花さんが言う。
「すごい…」
「梨花さんも、すごく綺麗です」
「ありがと…」
梨花さんは、身体を起こすと、僕の身体をソファーに倒す。
「…梨花さん?」
「私に…もっとお姉さんらしくさせて…」
梨花さんが僕の上に跨る。
「一緒に、気持ちよくなろう…」
そう言って、再び逞しく真っ直ぐ上を向く僕の分身を、自らの入り口に寄せる。
今だ滴る愛液が、僕の尿道口先端へと落ちていき、それが小さく口を開いたそこから、茎の内部まで染み込んでいくような錯覚を覚えた。
「ああ梨花さん…」
早く腰を突き上げたい衝動にかられながらも、僕はじっと梨花さんの動向を待った。
「行くよ…」
梨花さんはそう言うと、ゆっくりと僕の分身を中に沈めていく。
「あぁあああああ…」
腰を落としながら、入っていく肉茎に恍惚のため息が漏れる。
「あん!大きい…太い…ああっ!!」
梨花さんの膣が、僕のを飲み込み、すべて受け入れた。
そして僕も、下から梨花さんをゆっくりと突き動かし始める。