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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 164

「中には尻触ってきて、ベッドへのお誘いもあったりな…」
「それで、それで!」
「昔の俺だったら、喜んでお相手もしたけどな…」
「ヤラなかったの?」
「ああ…今はアヤさんだけで充分なんだ…
アヤさんを悲しめることだけは、したくないんだ…」

真剣な眼差しに僕は感動を覚えた。
アヤさんのご両親がこんなにも早く、秀人のことを認めたのが分かった気がした…

「ところで」
話を変えてみる。

「アヤさんのお腹の赤ちゃん、性別は聞いたか?」
「ああ、女の子らしい」
「へえ」
「それがな、アヤさん家って物凄い女系一族で、アヤさんも7人姉妹の次女なんだって…」
「ま、マジで…?」

「親父さんは男の子が欲しくて頑張ったんだろうけど、7人中7人までもが皆女だったんだよ…笑うよな。」
「へぇ〜それだけ女ばっかりだったら、さぞかし煩さそうだな…」
「ああ…小姑みたいに、俺らが一緒になることも、皆が皆賛成って訳でも無いしな…」
「親父さんには許して貰ったんだろ?」
「おお…あの人はいい人だよ…歳とか関係なく、ちゃんと一人の男として俺を見てくれっからな…」



アヤさんの親父さんも秀人と変わらないくらいの歳で父親になっているから、そのあたりは気持ちを汲み取ってくれたところもあるのかもしれない。

「家族が女ばかりだから、俺を本当の息子みたいに思ってくれてるんだ」
「それはあるだろうね」
「何しろアヤさんの妹…一番下はまだ小学生だし」
「うわー…」
「『責任重大だよ』って唯ちゃん先生には言われるしな」
唯ちゃん先生…7人姉妹の長女・森中唯先生か。

確かに森中先生のしっかりとした姐御気質なところは、家庭環境から養われたのだろう…
その先生と僕は…
ゴムで縛られた根本の痛みはまだ覚えていた…
イケない辛さを教えてくれたのも、先生だった
それを思うと、あのセックスがあったからこそ、今のセックスがある訳で‥
今更ながらに頭いが下がる思いがした。

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